【受験検討の方必見】3学会合同呼吸療法認定士とは

3学会合同呼吸療法認定士の受験を検討するとき、

3学会合同呼吸療法認定士って何?受験資格は??
取得するメリットはあるの?
合格率はどれくらい?
いつから勉強を始めればいい?

など気になると思います。

そこで、ここでは受験を検討している方に向けて3学会合同呼吸療法認定士についてまとめています

3学会合同呼吸療法認定士とは

3学会合同呼吸療法認定士の資格とは、3学会合同呼吸療法認定士認定委員会が創設した資格になります。
仕事をしているとよく聞く呼吸療法認定士は正式名ではありません
 
 
目的は、臨床工学技士、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士のそれぞれの職種で吸入療法、酸素療法、呼吸理学療法及び人工呼吸などの呼吸療法を習熟し、呼吸管理を行う医療チーム員の養成とそのレベルの向上を図る事などとされています。

*3学会合同呼吸療法認定士認定委員会とは、一般社団法人 日本胸部外科学会、一般社団法人 日本呼吸器学会、公益社団法人 日本麻酔科学会)から選出された委員により構成されている委員会のこと
“参照・参考: 公益財団法人医療機器センター「3学会合同呼吸療法認定士」認定制度

【2021年1月30日作成】

合格率はどれくらい?

3学会合同呼吸療法認定士の合格率は、平均62%前後

2019年度(第24回)は、合格率67.2%

となっています。
 
 
職種別にみると、合格率はこのようになっています。
 
2019年度 職種別合格率

臨床工学技士看護師准看護師理学療法士作業療法士
合格率(%)8165.439.467.261.2

臨床工学技士の合格率が高く、准看護師の合格率は低いです。
理学療法士が比較的高いのは、呼吸理学療法をする機会があるからでしょうか。
 
 
ちなみに、私は回復期リハビリテーション病棟で2年, 実務経験2年, 呼吸器疾患の臨床経験ほとんどなし,聴診器すら持っていない状況から受験勉強を始めたので、あまり知識が無くても勉強すれば合格できます

“参照・参考: 公益財団法人医療機器センター 医療資格別合格率(%)推移

【2021年1月30日作成】

受験までの大まかな流れと【受験資格】

3学会合同呼吸療法認定士の認定試験を受験するまでの大まかな流れと受験資格は、このようになります。

実務経験, 学会・講習会に参加し点数取得 ⇒ 認定講習会を受講 ⇒ 認定試験を受験

*実務経験は臨床工学技士, 看護師, 理学療法士, 作業療法士2年以上准看護師3年以上必要
 
 
大まかな流れは上記ですが、認定講習会の申請期間が短く、失敗しやすい部分があります
私が受験した時に注意していた部分をこちらでまとめています↓
申請書類のダウンロードから受験結果の発表までの流れ
認定講習会の申請書類のダウンロード, 認定講習会, 認定試日・・・などなど3学会合同呼吸療法認定士の合格までの流れって結構ややこしい。 そこで、 昔受験した時の実体験を加えて3学会合同呼吸療法認定士の合格までのだいたいの流れ をまとめていま...

【2021年1月30日作成】

受験までに必要な費用

受験までに必要な費用は、2022年度でしたら大まかには、

12.5点以上の点数取得に必要な費用学会や講習会参加費用
認定講習会の受講料2~3万円
認定試験の受験料1万円
旅費試験会場までの費用。人それぞれ

となっています。

たいてい試験会場は東京なので、意外と旅費が必要だと思います。

いつから勉強を始めるの?

2021年度に当サイトで購入される参考書は、以下の時期が多いので『6月』から勉強を開始されることが多いと思います。

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
呼吸療法認定士 eラーニング講座000001000000
呼吸療法認定士 eラーニング講座(動画+教材2冊セット)000001000000

*わかる範囲で掲載しています。

今回、集計した参考書はこちら↓


取得のメリットは?

3学会合同呼吸療法認定士の資格取得を考えている方にとっては、気になるであろう事をまとめておきます。

給与に関係するか?

3学会合同呼吸療法認定士の資格は、現状では国家資格ではありません

資格手当が出る職場では、場合によっては給与に影響するとは思います。職場次第だと思います。

私であれば、名刺に3学会合同呼吸療法認定士の記載があると、呼吸器疾患に強い人だなと思います。
【2021年1月30日作成】

理学療法士の履修ポイントになるのか?

理学療法士にとってのメリットとしては、3学会合同呼吸療法認定士の資格は、「認定理学療法士、専門理学療法士資格取得および更新に関わる履修ポイント基準」の「生涯学習課が定める資格」に該当します。

この為、郵送申請をする認定理学療法士や専門理学療法士の特定の領域あるいは分野で履修ポイント(40点)として認められています

履修ポイントとして認められる分野あるいは領域
認定理学療法士呼吸, 脳卒中, 神経筋障害, 脊髄障害, 発達障害
専門理学療法士内部障害, 神経

詳しくは、下記でご確認ください(2022年4月1日の新生涯学習制度が開始されると変更になると思います)。

“参考・参照: 公益社団法人理学療法士協会 マイページ 認定理学療法士、専門理学療法士資格取得および更新に関わる履修ポイント基準

【2021年1月30日作成, 2021年1月31日更新】

5年毎の更新が必要

3学会合同呼吸療法認定士は認定後に5年毎の更新が必要となっています。

この時に学会・講習会等への出席および論文発表などをして点数取得をしておく必要があります。

注意点

こちらの記事は、あくまで参考程度に留めておいてください制度が変更になっている可能性がありますので、受験年度の情報を必ず確認してください

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